2章 不思議な3姉妹

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「(よし……こいっ!!)」 全神経を防御に集中させ、心の中でそう意気込む。 いける!! ………がしかし、琴音はというと、 「…………」 俺の隣まで歩いてきたと思ったら、顔を赤くし、俯きながら、俺の服の裾を掴んでいる。 えーと……どういうこと? 「あの……琴音…さん?」 琴音の予想外の行動で少し動揺している。 …すると琴音は、俯きつつ、か細い声で俺にこう言った。 「………いっしょに帰ろ……。」
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