2章 不思議な3姉妹

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「ちょっと待って。 ほら寛人さんも、じっと立ってないで上がって上がって♪」 いや、ここ俺ん家なんだけど………。 「あっ、そうでした。 エヘヘ、ごめんなさい。」 そういって照れ臭そうに頭をかく美御ちゃん。 ………本当に母さんにそっくりだ。 外見だけじゃなくてさ。 今の仕草だって、母さんがよくしてた。 なんか、母さんを見ているみたいだ ……ちょっと懐かしいな。 ……………… 「おぉ、ヒロ。 帰ってきたか?」 「…………」 俺の思考を遮るように、誠也おじさんの声が飛んできた。 「ん、琴音ちゃんといっしょだったのか? 早速ラブラブだねぇ~♪」 『ちっがーーう!!!!』 ……前もって打ち合わせしてたようなハモり方だった。 「そんなわけないじゃないですか!? こんな、胸ばっか見るさえないドエロ変態なんかと!!」 …………さすがの俺でも傷付くよ? 別に胸ばっか見てるわけじゃないし…… 言い過ぎだって……。
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