2章 不思議な3姉妹

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「だから、なんでそうなんの!?」 おもわず「バンッ」とテーブルを叩いた。 ……てのひらが少し痛い。 「…ん、どうしたヒロ?」 キョトンとして、俺のほうを見るおじさん。 …愛花さんの時と同じパターン。 「どうしたもこうしたもないよ! 何で勝手に決まってんのさ!?」 「なんでって言われてもなぁ………。 それを愛花ちゃん達も望んでいるんだし、いいんじゃないか?」 そんな適当な………。 「……それに、ヒロにとっても願ったり叶ったりな状況だろ?」 小さい声で俺に問い掛けてくる。 ………まぁ俺としても、おじさんとこの様な、新婚ほやほやの家で暮らすより、我が家が健在のまま美人さんと暮らすほうがよっぽどいい。
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