第1章 きっかけの時

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目が覚めた時には すっかり夜だった。 起き上がって 周りに目をやると 点けっ放しにしていたテレビから力強いBGMが未だに流れていた。 「よくこの音量で眠れたな・・・」 僕は思わず自分に 突っ込んでしまった。 画面には相変わらず 「~IF(イフ)~」 のタイトルが表示されている。 ずっと画面を見ていたら、 賞品を取り替えてもらう前に 一度どんなゲームかやってみるかという気持ちになってきていた。 僕はテレビの前に座り コントローラーを手にする。
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