第1章 きっかけの時

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だが、画面がオープニングになかなか入らない。 「あれ?本体の調子が悪いのかな?」 この本体は5年間も使い続けていて、それなりにガタがきている。 そういうときは何度も電源を ON/OFF にして繰り返す。 正常に起動するのを待った。 そして何度もそれを繰り返した結果、ようやく起動した。 起動した直後、 すぐにある異変に気が付いた。 このような歴史物のゲームにはオープニング映像が付きものだ。 しかしその映像はなく歴史を感じさせるようなBGMだけがただ鳴り響いていた。 この時点では、 そこまで驚いてはいなかった。 だがそのBGMが鳴り止むと、 新たに力強いBGMが鳴り響き それと共にタイトルが表示されたのだ。
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