導かれた陰

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細くて銀色の髪に鋭い視線 甲冑には大一大万大吉と書いてある 「やれ三成よ そのように脅すでない 震えておるではないか そやつは女だ 武器もない 刀を引け」 そう言った男は全身を包帯に包まれ 輿に乗っていた 「チッ… ならば私から名乗ろう」 男は刀を鞘にしまって言った 「豊臣軍 石田三成…」 「我は大谷吉継」 豊臣軍…聞いたことがない 少し落ち着きを取り戻した私は助けてくれたと気づき 彼らに名乗ることにした
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