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「チッ仕方ない
食え」
「え……」
手渡されたのは
握り飯二個
「でもこれ…貴方のじゃ…」
「要らん
必要ない」
「は…はぁ…」
「三成は飯はあまり食わないからな
よかれと思っての事だ
遠慮するな」
吉継と呼ばれる男は言った
三成さんは握り飯を渡してすぐそっぽを向いて歩いて行ってしまった
温かい米…
温かい…
「ありがとう…三成さん…」
自然と笑みがこぼれた
それから私達は大阪へと足を進めて行くのだった
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