豊臣軍へ

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「いいかい?豊臣…僕達は天下を取り 織田を倒すことでそれを阻止しようとしているんだよ」 半兵衛さんの目は真剣だった なにか理想 志があるかのような目 半兵衛さんが今言ったことに 反論など……あるはずもなかった 「…だから君の力を借りたい これからの日ノ本の泰平のためにも… とは言っても今すぐ答えを…とは言わないよ」 「………」 私はしばらく黙りこんだ 鈴を握りしめる 昔から迷った時は鈴にすがりつく癖があったからかもしれない
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