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「困らせてすまなかったね
明日…秀吉に会ってほしい
この豊臣を統べる大将にね
答えはどうあれ、しばらくは君を保護してあげよう
行き先もないだろう?」
そう言って半兵衛さんは手を差し出した
「どうか…良い答えを待っている…」
私は戸惑いながらも半兵衛さんに手を重ねた
「ふふっ…では僕は失礼するよ
まだやる事が沢山あるからね
三成君…神楽耶君を部屋に連れていってあげてくれ…」
「わかりました」
外はもう夕暮れだった
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