豊臣軍へ

11/50
前へ
/218ページ
次へ
「困らせてすまなかったね 明日…秀吉に会ってほしい この豊臣を統べる大将にね 答えはどうあれ、しばらくは君を保護してあげよう 行き先もないだろう?」 そう言って半兵衛さんは手を差し出した 「どうか…良い答えを待っている…」 私は戸惑いながらも半兵衛さんに手を重ねた 「ふふっ…では僕は失礼するよ まだやる事が沢山あるからね 三成君…神楽耶君を部屋に連れていってあげてくれ…」 「わかりました」 外はもう夕暮れだった
/218ページ

最初のコメントを投稿しよう!

431人が本棚に入れています
本棚に追加