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だから余計に告れない。 関係が崩れるのが怖い。 当たって砕けてやるっ …なんて正直砕けたくはない。 でも素直になろう。 後で後悔したくない。 チャイムが鳴ると同時に告げる。 「今日の放課後、屋上に来て」 自席に戻る為立ち上がったアイツは 振り返り小さく頷く。 その顔が少し赤かったのが 気のせいじゃない事を願った。 end.
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