第一章(2)

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「ナオヤ、てめぇもか!てめぇも同類じゃねぇか。」 わめくアキラに、ナオヤが苦悩しながら答えた。 「あぁ、そうさ。だけど、俺もマサヤと同じさ。あの事を知られるわけにはいかねぇんだ。 悪いが2年A組の亡霊には、さからえない。」 そう言うと、アキラの体を強引に起こし、マサヤも続いてアキラの体を拘束した。 「さぁ、ユウヤ、早くやれ。 顔と腹にあざを作って、写真を撮るんだ。」 マサヤがユウヤに大声で命令した。
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