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「二人ともありがとう。
あとは出来るだけ情報を集めて、
推理の裏付けをしていこう。」
「そうね。
それなら私、
明日からテニス部員を中心に話しを聞いてみる。」
「うん。お願い。」
「じゃあ、僕は明日の放課後、
あの人を尾行してみる。
決定的な瞬間を、
写真に撮れるかもしれない。」
ハルキが意気込んで言った。
「大丈夫?ばれたりしない?」
ミナが心配そうにハルキを見た。
「それなら、僕も一緒に行くよ。」
「ダメよ!タケルは。」
「どうして?」
「もし、尾行していることがばれたらどうするの。
ハルキなら、それほど勘繰られないだろうけど、
タケルに疑われていると知られたら、
次の日、どんな復讐メールを送ってくるかわからないじゃない。
きっと早く二人を自殺に追い込もうとしてくるわ。」
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