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「タケル。
ショウタのお母さんから預かったノートって持ってる?」
「うん。かばんの中に入ってる。
今日の話し合いに参考になればと思って、
かばんに入れてきたんだ。」
僕はかばんの中からノートを取り出し、
ミナに渡した。
「ショウタとナオミは、
このノートで、お互いのことを伝えていたわけでしょ?
このノートは、二人以外誰にも見られたくなかったはずよね。
ノートの交換を
朝、下駄箱でしていたんじゃないかって私達思ったでしょ?
下駄箱でノートを見ているところを見かけたって話しから。
朝早かったらしいから、
気付かれづらいとはいっても、
下駄箱は鍵がかかるわけじゃないし
誰かに取られないかって不安はなかったのかしら?
それに、
交換したノートは、
その日一日どこにしまっていたんだろう?
ノートのこの部分、
イジメの内容にあるけど、
下駄箱に入れておいた靴がなくなっていたり、
靴の中に針が入ってたりしたんでしょ。
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