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すぐにハルキは部屋に戻ってきた。
そして、
「車を出してもらえることになったから、
二人ともすぐに車に乗って。」
と言った。
僕達は急いで車に乗り、
学校に向かった。
車内で僕は、
二人が早まらないで欲しい。
それだけを願った。
そして、しばらくして、
車内から学校が見えてきた。
僕は車の窓から、
真っ暗なはずの学校に、
明かりがともっている部屋があることに気付いた。
もうすぐで学校というところで、
信号が赤になり、車が止まった。
僕はいてもたってもいられなくなり、
「ここから走っていきます。」
と言い、車から降りた。
僕が校門の近くまで行くと、
門の前に、
マキとハヤトがいることがわかった。
「マキ!!ハヤト!!
二人は?」
「わからない。
もしかしたら、学校じゃないところに行ったのかも。
門も閉まったままだし。」
「でも、さっきどこかの教室に電気がついているのが見えたよ。」
「タケル!! 2年A組だよ。」
ハルキが僕に追い付いて、そう言った。
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