第一章(2)

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放課後、クラスにいたのは、幼なじみで親友のハルキとミナ。 そしてクラスで成績の良いシュウイチとマキが、 「僕達抜きで、推理をするなんて無理だろ?」 と言いながら、席についた。 意外だったのは、他に2人、ヨウスケとハヤトがいたことだ。 ヨウスケはいわばゲームオタクだ。 参加した理由は、もしアキラがイジメに耐え抜いた時に、恐ろしい仕返しを受けるかもしれない。 イジメを止めようとしていたとわかれば、自分は助かるかもしれないというものだった。 ハヤトは一匹狼という感じの生徒だ。 普通ならこんな話し合いに加わるタイプではないのだが、どかっと席につき、話しが始まるのを待っている。 こうして、ゲームクリアの為の僕達の挑戦が始まった。 僕達7人の、2年A組の亡霊の正体を暴くための挑戦が。
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