第1章 ありがちな出会い

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「ムラサト…聞いた事のない名前だな。 ギンイチという姓も聞いたことがない。 わしが知らない姓が世にあったとはな。」 「爺さん、村里が姓で銀一が名前だ。 ボケてんじゃねーぞ髭コラ。」 老人は敬うべきだと俺は思います。 それよりも何か違和感があるな。 「どっちにしても聞いたことがない。 まぁ、いい。 じゃあ、これから君がどうするかを考えようか。」 あ、気づいたぜ。 「爺さん、質問だ。 なんで言葉が通じてるんだ? さっきの胸がいい感じに控えめな少女には通じなかったのに。」 「よく気がついたな。 それはわしが言語変換魔法を君にかけたからだ。」
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