学園

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「鍵だって嫌でしょ?あんな事言われて平気なの!?」 泉は今日こそは我慢出来ないという感じで俺に言ってくる。 俺だって... 「平気じゃないさ。心も痛くなるし、ムカつかないわけじゃない」 「だ、だったら...!」 「でもお前が傍に居てくれるから。俺と話してくれるから、俺は平気だよ」 そう言うと、泉は顔を真っ赤にして、「そ、そうなんだ...」と言って俯いた。 「どうした?顔が真っ赤だぞ?大丈夫か?」 熱でもあるのか?っと心配した俺は泉の顔を覗きこんだ。ホントに顔真っ赤だしな。 「な、なんでもない!さっさと学園行こっ!」 泉はそう言うと俺の手を引っ張って早足で学園に向かった。
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