学園

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教室につくと、大体の生徒が揃っていた。 俺の席は廊下側の後ろからニ番目。 泉は窓側の前からニ番目の席だ。 だから教室に入って直ぐに別れる事になる。 俺は席に着くと、朝礼が始まるまでの時間、寝る事にした。 「よっ鍵!新学期早々だるそうだな」 ...っとそこに声をかけてくる奴一名。 こいつは空島 飛斗(たかと)。 俺の数少ない友人の1人だ。 紹介はまた今度する事にしよう。 「よっ飛斗。今日も元気ハツラツしてんな」 「そりゃそうさ!元気のいい男には女の子が寄ってくるんだからよ!」 「変な勘違いをしているバカに教えといてやろう。お前のそのテンションについていける女子なんかいないだろうし、逆にうざったいだろう」
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