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「へぇ、池田にも好きな人ができるんだ。」
「なんですか、その鼻に掛かる言い方は?」
「おわっと、ゴメンね。
えーと、つまり君に好きな人ができて、恋人になりたいってわけかいな?」
「――い、いきなり突っ込んで言うんですね!?
ま、まぁ、そうですが…。」
「だったら、大丈夫じゃないかしら。
ルックスも良いし、性格も悪くないし。」
「け、けど、どうやって告白すれば…?」
「告白って…。一応、重要だけどさ…。
てか、相手って誰?
マネジとか?」
「いえ、古川です。
バレー部の。」
「古川って、2―Bの?
確かにあの子は気立てがいいし、キレイだから。
そういや、古川とアンタって…。」
「はい。いわゆる、幼馴染みと言うのです。
昔からの知り合いなんですけど、なんか急に綺麗になって言うか。」
「あ~、わかるわかる。
成長期だもんね。」
「でも、関係が長かった分、いきなり告白ってのもおかしいじゃないですか!
前から好きでした、なんて、だったらもっと前に告れよって…。」
「ふはぁ、それは辛いわな。女としても納得しないかも…。」
「だから、その、相談なんですけど、どんな告白をすればいいんでしょうか…?」
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