September

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「へぇ、池田にも好きな人ができるんだ。」 「なんですか、その鼻に掛かる言い方は?」 「おわっと、ゴメンね。 えーと、つまり君に好きな人ができて、恋人になりたいってわけかいな?」 「――い、いきなり突っ込んで言うんですね!? ま、まぁ、そうですが…。」 「だったら、大丈夫じゃないかしら。 ルックスも良いし、性格も悪くないし。」 「け、けど、どうやって告白すれば…?」 「告白って…。一応、重要だけどさ…。 てか、相手って誰? マネジとか?」 「いえ、古川です。 バレー部の。」 「古川って、2―Bの? 確かにあの子は気立てがいいし、キレイだから。 そういや、古川とアンタって…。」 「はい。いわゆる、幼馴染みと言うのです。 昔からの知り合いなんですけど、なんか急に綺麗になって言うか。」 「あ~、わかるわかる。 成長期だもんね。」 「でも、関係が長かった分、いきなり告白ってのもおかしいじゃないですか! 前から好きでした、なんて、だったらもっと前に告れよって…。」 「ふはぁ、それは辛いわな。女としても納得しないかも…。」 「だから、その、相談なんですけど、どんな告白をすればいいんでしょうか…?」
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