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「ほう、あの池田かい?」
「──あっ!!
わ、忘れて!」
「いやいや、忘れないよぉ。しかし、池田君かぁ。ムフフ、これは面白くなってきたぞぉ。」
「キ、キモい!な、なんて顔してんのよ!」
「おっと。気を抜いていたからニヤけてしまった。
しかし、あれね。結構、お似合いのカップルよね。」
「ホ、ホント?」
「うん、マジマジ。
てか、アンタら幼馴染みだし、ピッタリっしょ。」
「で、でもさ。彼女とかはいないのかな…?
あっ、愛園は何か知ってる?」
「うむ。確か、池田君は彼女いないはずっすよ。」
「それ、嘘じゃないわよね…。」
「なんで疑っちゃうかな。大丈夫だよ、ちゃんとした情報だから。
あっ、でも。」
「でも?!
でもって何よ!!」
「アワワ、古川さん!
揺らし過ぎ、酔う…酔っちゃぅぅう!」
「あ…ゴメン。けど、でもってなんなの?」
「え…、あ、あぁ、池田が今週の休みに合コンを開くって噂が…。」
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