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「合コン?!
誰?池田が?!嘘でしょ?あの池田が?」
「疑いすぎでは…?」
「だ、だって、有り得ないわよ。あの唐変木が合コンだなんて…。
で、でも、それで相手を見つけるなんて…。」
「でも、池田君にはストーカーがいるとかどうか…。」
「スス、ストーカー?!
嘘でしょ、昔から女っ気が一つもなかったのに…、有り得ない…。」
「さっきまで彼女がいるとか気にしてたくせに…。」
「ね、ねぇ、どうしよ?
それで池田が彼女作っちゃうかも…!!」
「まぁ、確かに恋人を探すために合コンするわけだし…、って古川さん!?」
ゴンと机に何かで叩かれる音。
「お、お終いだ…。
終わった…、私の青春が…。」
「あの…。」
「そうだわ…私にはバレーがあるわ…。
フフフ、目指すわ。オリンピック。美少女バレー選手としてTVに出てやる。それで一躍スターになって、アイドルになって武道館ライブ…。
見える、見えるよ、輝かしい私の未来が…。」
「あ、あの…、古川さんも合コンに出てみればどうかな?」
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