人格交代

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人格交代が最初に起きたのは私自身 記憶にありません。 小学5年生の時の 日記帳を見る限り、その時点で人格交代が起きていたと分かる文章がありましたが、私が「解離性同一性障害」と診断されたのは 離婚後の26歳の冬でした。 人格交代をすると 私の場合 交代していた記憶は無く 空白の時間が生まれます。激しい頭痛と吐き気で苦しみます。 医師の話によると、嫌な事があったりすると人格交代が起きやすいと言われましたが、交代が頻繁な時期は喜怒哀楽問わず、人格が代わっていたもよう。 例えば、午前中に出掛けようと駅に向かう途中に激しい頭痛がして 気が付くと夜中になっていて別の場所に居る。 診断を受ける前は 気を失っていたのかとか寝過ぎたと思っていたが、診断を受けて気をつけて生活してみると 異様な現象がありました。 自分が飲んだ覚えのないビールの空き缶があったり、冷蔵庫の食材が無くなっていたり…私が1番嫌なのは財布の中のお金を全部使われる事。 寝る前と服が変わってたり…人格の中には男性の人格も居て、男性用の洋服が家にあったり…。 そういった事があると 私は憂鬱になり、うつ病が悪化して再び人格交代が起きる…。その繰り返しで離婚してDVから逃れ普通の生活をしたかったのに…今、恋人である彼氏との関係は離婚後からで もうすぐ2年と4ヶ月が経ちますが…私の記憶が交差しているため 半年間分は記憶がない状態。 それでも私を支え続けている彼氏に私は救われています。
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