人格交代

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彼氏が始めて出会った人格は、交代人格①。Aさん。 私自身がお風呂の湯舟に浸かり突然、顔を湯舟に入れ顔を上げた瞬間に 彼氏は別人格だと分かったそうです。Aさんの人格になると私は目が一重から二重に変わり、声や雰囲気が全く変わってしまうそうです。 話によれば、その直後再び目を閉じ目を開けた時に「ゆま」という人格に代わったそうです。 ゆまの場合、恥じらいがなく いつも誰かが自分を見て傷つけようとしていると思っているようで「他人の目が怖い」という事をよく言ってたそうです。 ゆまの場合、私の彼氏を知らなかったらしく彼氏が説明するのに時間がかかったみたいです。 ゆまは女性ですが、自分の事を「俺」と呼び、彼氏の事も呼び捨てで呼ぶそうです。 それからどうなったか記憶にないのでわかりませんが、Aさんという人格が自傷行為や自殺をほのめかすような言動をするようになり、その行為を止める為に「ルナ」という人格が Aさんを出さない為に頻繁に出てくるようになり、私の通う病院で医師に相談をしたりしていたそうです。 記憶が全くないけど、時々フラッシュバックという現象もあり、私が未だに、毎晩苦しめられるフラッシュバックの内容が、自宅マンション5階のベランダの塀に足をかけ 今にも飛び降りようとしている場面。 場面というのは、私自身からの目線ではなく 少し離れた場所から自分自身を見ている。そういった事です。 実際、飛び降りようとした事があり 彼氏が抱き着いて助けてくれた。そういった事があり、私は生命保護という形で入院しました。その手続きなどは ルナという人格が行い、入院中はルナとAさん 大地 ゆう 私と同じあだ名(Bさん)が主に出ていて入院中の記憶はほとんどありません。
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