シングルマザー

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自動ドアが開くと、温かい風と共に橙色の光が飛び込んできて ボクは少し安堵の息を漏らす。 ―大丈夫 何も怖いことはないんだ 拓也は男の子だろ― なぜか突然、あの日の言葉が頭をかすめる。 胸のあたりがじんわりと熱くなる。
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