2010.10月

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そして、 今日の5時間め:社会 先生の授業だった。 さっきの給食の時の事もあって、傷が増えてる事がとても恥ずかしくて、自分うざいとかきもいとか情けないとかずっと考えてしまった。先生と目が合う度に先生が私のすべてを見透かしているようで、先生が私に微笑みかける度に、温かさと優しさを感じていても頭の隅っこから「偽善」という言葉が離れる事はなかった。そうなるとやっぱり自分を傷つけたくなった。痛みが欲しかった。ダメな自分を罰しなければ…。近くに先生がいるけど、ビデオを見る時間だったからちょうどいいっと思い、2・3本短く切った。ガーゼの上と手の甲に近い場所。珍しく、机の上で堂々と。血はほとんど出てないけど満足した。 その後だるくなり、カッターの替刃を持って寝る体勢に入ったら、先生が隣の席に座ってきた。(本来の私の隣の席の人は早退済)私がたった今リスカしてた事に気付いたのか、カッターを握ってる事を知ってたのか…? ただ何かしゃべるわけでもなく、こっちを見るわけでもなく、ただ隣に居てくれた。 すごーく、安心した。私のすぐ近くには先生がいる。そう思えるだけで元気が出るょ。
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