2010.10月

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疲れた。すべてに疲れた。人間関係も、家族も、勉強も、笑う事すら疲れた。出来る事なら、しばらく無表情でいたい。だんだん、生きる事にすら嫌気がさしてくる。だるぃ。眠たい。何故私は生きなくてはならない。何故私が死ぬとみんな悲しむんだ。私なんていてもいなくても同じじゃないか。どうせみんな口だけだ。口では優しくても頭の中は真っ黒なんだろ。そう、私みたいに。誰を信じていいのかわからない。誰を頼ればいいのかわからない。現実と理想は違うんだ。いくら思い出に浸っても、もう過去は戻れない。先生が私の近くに来る事はもうない…。 いい加減わかれよ。甘ったれんな。1人で生きていけよ。先生なんかに頼るな。先生は結局他人だ。私が勝手に支えにしてるだけで、向こうにとっちゃ私はただの生徒だ。無駄な期待をするな。期待して裏切られた時に傷を負うのは私だ。期待はするな。無関心になれ。お前はただ、優等生でいればいい。笑顔でいればいい。それだけで、周りに人が集まるのだから。 心の拠り所がないって、こんなにも苦しくて、こんなにも寂しいんだね。1人って悲しいね。もういい。もうどうにでもなれ。私は死なないよ。身体はね。本当の私はもう死にかけてるよ。私の心の中で。いつになったらこの笑顔の仮面を外せるのだろうか。自分は自分のままで、いたかったんだ。
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