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思ってもなかった出来事に
放心状態の僕。
暫くしてから、
まわらない口で、
「…ひ、ひこ、飛行機行っちゃったけど大丈夫?」
『大丈夫じゃないよ
君のせいで飛行機に乗れないから明日行くことにする。
…だって、
せっかく付き合うんだから
デートの一つでもしていきたいじゃない?』
付き合うんだから。
その一言を言われ
本当にOKしてくれたことがわかって
さっきまでこらえてた涙とは
180度ちがう涙が溢れそうになる。
「ごめん、
そして、ありがとう」
その一言でダムが決壊して
大量の涙が溢れる。
『男が泣くんじゃないの。
ほらコレで拭いていいから。』
「あ゛、…りっ、が… ど」
まともに言えてないお礼を言い、
彼女からハンカチを受け取って
涙を拭く。
僕が落ち着いたのを見て
彼女は、
『じゃあ
これから何処かに連れてってくれる?』
「うん
もう行く場所は決めてあるんだ。」
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