碧
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俺には、名前が無かった。 俺には、名付けてくれるものがいなかった為だ。 女にはきっと、美しい名があるのだろう・・・・ 何とも言いがたい、不快な固まりに胸を支配された気がした。 酷く気分が悪い。 目を見開いているのに、何も見えなくなった。 何かを言おうにも、声が出ない。 俺は鳩尾と口元を押さえながら、地面に倒れた。
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