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「マスター!」
大きな声で呼ばれてはっとする。声のした方を見ると、そこには15センチ前後の大きさの少女が心配そうな表情で自分を見上げていた。
「大丈夫ですか、マスター?」
「ん、大丈夫。」
そう返す。すると小さな少女は安心したのか、いつもの笑顔になる。
「どうやら順番が回ってきたみたいですよ。」
そう言われて顔をあげると、受付にいる男性が自分を手招きしているのが見えた。
「ありがとう、セラフィ。お陰で怒られずにすむよ。」
指で頭を撫でてやると、彼女・・・セラフィは照れながら微笑んだ。
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