今日  1

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「ただいま。」 「お帰りなさい。あれ?修さんは?」 「あぁ、新人君と呑んでくるって。」 「あ、そう。 にゃー、、、お腹へった。」 「母さんもお腹へったぁ、、、何食べよっか?」 「まかせーる。今なら何だって食べれる。」 「母さんもそんな気がする。」 母さんと笑いあって、修さんがいない時間が幸せだ。 そう、修さんが二人の言うアイツ。 私が父と姉の所から引っ越してこなければ、母親と仲良くやっていたはずの人。 私がこなければ。 「ただいま。」 「お帰りなさい。」 「おかえんなさい。あ、修さんも帰ってきた事だし、寝るね!おやすみなさい。」 「おやすみ。ちゃんと布団かけなね?」 「はーい」 私に対して、修さんは殆どシカトだ。干渉してくることなんか皆無に近い。 気が楽だから構わないけれど。 「おい、真奈美。こい。」 修さんは平気で母さんを抱く。 娘としては吐き気が起こる。 でも、止める権利なんて私にはない。そして、母さんにも。
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