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『わかればいい』
そう言って私はその妖しく笑う男に腕を掴まられ教室を出て行った。
「藤堂さんって…会長と仲良かったの…?」
私達の向かった場所…そこは…
―生徒会室
男は生徒会室と書かれた部屋のドアを荒々しく乱暴に開けた。
そして、私を部屋のソファーに投げつけた。
『いっ…!ちょっとっ…!』
男は制服のネクタイを緩めシャツのボタンを1、2個開け、私を投げつけたソファーの反対側のソファーに腰を掛けた。
『全く…あなたが駄々をこねるから予定の時間より10分も遅れてしまったではないですか…。』
『は…?予定の時間?なんのこと?』
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