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智美は大神の後ろから肩をトントンと叩く。
「お待たせ、大神大尉。」
「さ、智美さんっ!?
い、いえいえ私も今来たばかりですから!!」
「ふふ、相変わらずね。
秋生ちゃん、コーヒー二つね。」
「はーい。」
秋生が注文を受けた後に、智美は椅子に座る。
「本当に久しぶりね、大神大尉。
北海道はどうだったの?
「は、北海道は冬になると非常に気温が下がり兵士の中でも体の弱い者は、凍死する者がいました。」
「そんなに過酷な環境だったの…
大変だったわね…」
「いえ、大日本帝国軍人として当然の責務でありますっ!!」
「まったく…相変わらず堅物ねぇ…
もっと肩の力を抜いて喋りなさい。」
「お待たせしました~」
秋生がコーヒーを持ってくる。
大神と智美はコーヒーを受け取ると一口飲んだ。
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