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高校生くらいの男女がバイクを三人乗り している
体が小柄な三人ならではの 三人乗り である
ふらふらな運転で 深夜の道路を 走っていた
その道路に 車 が 一台走っていた
それは 荒井圭吾が乗車する車
圭吾は残業の疲れに あけみ の誕生日プレゼントで 少し 油断していた
そして それは 悲劇の始まりだった
気づけば 圭吾は 横になっていた
体は言うこと聞かず まるで 他人の体みたいだった
悲鳴やしゃべり声が聞こえる
圭吾はだんだん眠くなった
だが あけみの誕生日プレゼントを 買いに行かなくちゃ ならない
圭吾は深夜だと忘れ デパートに 向かいたかった
圭吾は意識を失っていた・・・
妻・あけみ が 病院に 行くと 圭吾が ベッドの上 寝ていた
ベッドの横に 先生がたち 下を向いている
先に着いた 圭吾の親友・香取 もいた
圭吾の母が 知らせたのだろう
母は案の定 トイレで 泣いている
あけみは事情がさっぱり解らなかったが 香取や母の赤い目を見たら なんとなく 分かった
「 圭吾さんは死ぬの・・・」
あけみは事故始まって以来 初めての涙が こぼれた
香取は くそ!と 頭を抱えた
圭吾はまだ眠っている
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