前を見て…

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ざわめく雑踏。せわしなく聞こえる人々の声。 僕は苦しくてそっと瞳を閉じる。 そこには僕の小さくて大きな世界が広がる。 苦しみも悲しみもなく楽しい世界。 風を切り空を自由にどこまでも駆けて行ける僕の小さくて大きな世界。 ざわめく雑踏、せわしなく聞こえる人々の声。 僕はそっと瞳を開ける。 苦しくとも、辛くとも前に進もう。 僕の小さくて大きな世界を守るため。 僕は一歩を踏み出した。前に進もう…。
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