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「ごめん、澪-みお-。なんでもない。」
軽く微笑んで、友達の霧島澪との話に戻った。
そう、話の途中だったんだ。
他愛もないただの話だけど。
ここは大学の講義室。
授業前の残り5分。
ざわざわ学生たちの談笑が聞こえてくる。
授業の合間の10分で私は澪の恋愛話の聞き役にまわってた。
澪は大学1年目の講義室で隣に座ったことがきっかけで仲良くなって。
気も合うし、大体は一緒の講義を取ってる。
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