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「!」
目を開けると、私は子供を腕に抱いて道端に倒れていた。
「ここは…」
「大丈夫ですか!?」
何人かの人が私に寄ってくる。
「こわかったよぅ」
腕の中の子が泣き始める。
「亜紀!もう、ダメじゃない!」
母親らしき人がやってきて、子供を抱き締めた。
あ、助かったんだ。
私。
じゃあ、あれは夢?
ポカンとする私に、母親が涙を流しながら頭を下げる。
「ありがとうございます!ありがとうございますっ…なんてお礼を言ったらいいか…」
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