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…夢にしてはリアルだったな…あのソージって男。
私は自宅に帰り制服を脱ぐと、顔を洗いに洗面所に向かった。
「…」
鏡に映る私はいつもの私。
幽霊なんかじゃないし、やっぱり夢だ。
と、その時。
「夢じゃありませんよ」
「ぎゃっ!」
鏡にあのソージという男が映し出された。
「生きる意味を見つけないと、貴方は地獄逝きですからね。それでは」
そう告げるとソージはスッ、と消えた。
私はその場に崩れ落ちた。
夢じゃない…。
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