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化粧を落とした私は、そのままベッドに転がった。
「一週間で生きる意味…たった一週間で」
私は壁に掛けてあるカレンダーを見た。
梅雨の季節、6月。
…私、6月に死んだんだ。
…生きる意味を見つけたところで、私が死ぬことはすでに決まってる。
やり残したこと、あったかな?
私はベッドから起きて机の奥にしまってある貯金通帳を開いた。
「バイトで貯めたお金…どうせ死ぬなら遣わなきゃ!」
私は急いで派手な私服に着替え、もう一度化粧をして夕方の街に繰り出した…。
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