死んだの、私?

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「ギャッ!」 突然後ろから声がして、私は思わず変な声を上げてしまった。 見るとそこには、黒いスーツを着た若い男が立っていた…。 …と、いうか浮いていた。 「だ、誰っ?」 「僕は天界の逝き先案内人。ソージって呼んでくれればいいですよ」 「て…てんかい?いきさき、案内人?」 何言ってんの、この人。 「はい。ここは残念ながらお亡くなりになった人を天国か地獄、どちらに案内するか決める場所なのです」 「え」 「波瀬真綾さん。貴方は残念ながら今日お亡くなりになりました。それでここにいるのですよ」 「え?」
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