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―ある朝のこと、いつものように聞こえる笑い声。チャイムの音―
そこに歩いてやってくる1人の少年…萩野 虹
いつもの道でいつものように鼻歌を歌いながら友達を待つ。
大輝 「おはよ!!!虹!!」
虹 「大輝!おはよう!!!いこっか。」
2人で鼻歌をうたいながら学校に向かう。
だが、突然大輝が話し始めた。
大輝 「なぁ~虹。お前知ってる?2組の川崎 紗子っての今虐められてるらしいぜ。」
虹 「あぁ。去年同じクラスだったやつ??あいつって明るかったよな?」
大輝 「んー。うるさいくらいにね(笑)なんかしらないけど虐められてるんだって。」
虹 「ふぅーん…」
虹は紗子のことを思い浮かべていた…
―キーンコーンカーンコーン―
大輝 「お!田町くるぞ!!皆座れ!!」
田町とは、6年1組の担任。朝は機嫌が悪く説教をさせると止まらない。
田町 「おはよー。出欠取るぞ。 阿部…有野…」
その時、虹は2組の紗子のことばかり考えていた。好きでもないのに…なぜか考えてしまう。
田町 「…ぎの…はぎの!!!!!!!!」
田町の声で虹は我にかえった
虹 「はっ!はい。」
田町 「まったく。何をボーっとしてるんだ」
恋じゃねぇーの(笑)
誰かがそんなことを言っていた。
虹 「ちがうよ!!!!!そんなわけないだろ!!!!!」
田町 「萩野!!!!!静かにしろ」
虹「はい…」
―休み時間
「なぁーなんでボーっとしてたんでちゅかぁ?」
クラスの奴がそういってきた
虹 「はぁ?別にただ考え事。」
大輝 「あ…まさか俺のせい?」
虹 「えっ? あ…いや。ちがうよ。」
大輝 「まぁ。。しょうがないよな。お前と…あいつ…」
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