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虹 「おい!紗子!!!紗子ってば!!!」
紗子は振りかえろうとしなかった。
ただ、泣きながらひたすら走っている。
虹 「なぁ!おい!紗子。」
そしてようやく追いついた。
紗子 「やめてよ!!!はなしてよ!!!」
僕は紗子の腕をつかんでいた。
虹 「なぁ。何があったんだよ…」
息を切らして言った。
紗子 「関係ないでいしょ!」
虹 「紗子…」
僕は紗子の唇に自分の唇を重ねた。
紗子 「…虹…」
紗子は僕の胸の中で泣き始めた。
虹 「話してくれる?」
紗子はコクリと頷いた。
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