信じ続けたい

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―ガチャ… 虹 「あがれよ。」 紗子 「うん…」 僕は紗子を自分の部屋に入れた。 虹 「それで?どうしたの?」 紗子 「あのね…私、虹のことで虐められてるの。」 虹 「!!!!!どういうこと!?」 紗子 「なんで…虹の彼女なのかって…」 虹 「…なんだよそれ。」 紗子 「お前はブサイクだから虹に近寄るなって。」 虹 「誰が?」 紗子 「…」 虹 「紗子?」 紗子 「言えない。」 虹 「なぜ?」 紗子 「だって…」 紗子は目から涙がこぼれた。 虹 「言ってよ。」 紗子 「…だ…いき君…」 僕は名前を聞いて背筋が凍った。 まさか…大輝が…そんな… 虹 「あいつが?なんで?」 紗子 「しらない…」 虹 「…」 紗子 「大輝君が…クラスの皆に、虹のことがスキだって言いふらして。おまけに彼女とか言って」 虹 「そうだったのか。」 なぜだ…大輝が…なぜ… 紗子 「虹…」 虹 「ん?」 紗子 「あなたも言われてるんでしょう?」 虹 「……ああ…」 紗子 「私が幼なじみだからいけないのかな。私がいなけれ…」 虹 「何言ってんだよ!お前はいいんだよ。」 紗子 「虹…」 虹 「っか…なんであいつが…わけわかんねぇ。」 紗子 「…仲良かったのにね。」 僕は怒りで満ちていた。 それと同時に【なぜだ?】という思いもあった。 虹 「兎に角…紗子。俺が守るから。安心して。」 紗子 「ありがとう…」 そういって紗子は僕の唇にキスしてきた。 僕の部屋で2人で横になった。 それを撮られていることなど知らずに…
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