夢うつつ

3/75
前へ
/75ページ
次へ
花魁パロ  まつ 嗚呼、何であんなにも、 星は遠いのだろう 抱かれた身体は悲鳴をあげ、 横たわる男は下卑た笑いをうかべその汚い指が身体を這う 何故俺は籠の中の蝶なのだろう 情事を終えて、 ふと空を見上げては泣きそうで 「あ、」 そう下から声が聞こえてきた そこにいたのは 綺麗な目をした男だった (それが運命とも知らなかった)
/75ページ

最初のコメントを投稿しよう!

94人が本棚に入れています
本棚に追加