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緑「うわぁ…」
それは一目瞭然。
亮ちゃんが単独トップで先頭を走ってる。
走る姿勢はキレイで、運動神経の良さが分かる走り方。
そんな亮ちゃんに周りも感心してた。
そして…例のポイントに到着。
一枚の紙を拾い上げて、4の数字が書かれた更衣室に入っていった。
…なんでかは分からんけど、僕がドキドキしとる…。
亮ちゃんは何着て出てくるんかな?
ほんまは着ぐるみとか見てみたいけど
燕尾服がやっぱ似合うやろなぁ…。
でも亮ちゃんなら何でも似合う!
あ、っ!
園児服とかめっちゃ可愛えやろなぁ…!
亮ちゃん、はよ出てきて…?
緑「…………あ、」
青「うわーおっ!!デンジャラス!」
でも僕の妄想は儚く散った。
黄「さっいあくやぁあああ!!!!!」
だって亮ちゃん…、女の子になっとるもん。
ひらひらのスカートはいて
長袖のセーラー服着て
赤いリボン付けて
白いソックスはいて…
顔はそのまま怖い仏頂面。
乱心したのか、そのままゴールに全速力で突っ走ってダントツの一位。
そしてそのまま僕の元へ戻って来た。
青「亮可愛えやん!いや、ほんまに!」
黄「…傷心に優しさは毒やで…。」
青「…いや、最初は違和感あったけど…」
周り見てみ?
ヤスの言葉通り、僕も周りを見てみたら
クラスメートとか他のクラスの人達の目がめっちゃハートになってた。
………うん、めっちゃ可愛えもん。
悔しいけど僕なんかより、ずーーっっっと可愛えもん…。
足きゅって細いし
笑顔も可愛いし
良い匂いするし…
僕やっぱ亮ちゃんと付き合ってるなんて恥知らずやねん…!!
…僕、もう立ち直られへん…。
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