…Ⅲ…

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緑「ヤス…!やめて、やぁ…」 青「…俺なら絶対手出しとんのに…」 …――え……ッ? 黄「章ちゃん!   ちょ、忠義のドコ触ってんねん!!」 …さっきの言葉…聞き逃すはずない―… だって僕のこと見ながら言うてたもん…。 でもなに? さっきのヤス……、めっちゃ変やった…。 だって、今…自分のこと『俺』って… 青「あー、!!亮ごめんなぁ?!   たっちょんがエロいから触ってもうた  ーっ!たっちょんもごめんねっ?」 でも『今』僕の目の前にいるヤスは いつも通りで…、 きっと僕の聞き間違い。 ……やってヤスは亮ちゃんのことが好きなんやもん…。 だから僕のあほな勘違い。 緑「大丈夫やで。でも…、   エロいとか言わんといてよ…っ!」 もー、ほんま重症やな僕。 考えすぎで聞き間違いとかほんまのあほやんか…。 黄「んー…、忠がええなら俺もええけど…  てか章ちゃんやから許すけど…。   今度からは辞めてや?   …つーか…忠。お前はよ着替えろ」 ……それに、なんや亮ちゃんの機嫌も悪いし…。 亮ちゃんもセーラー服のまんまやん…。 でも亮ちゃんの場合は衣装が似合ってるし僕の場合は似合ってへんし… それに今すぐにでも着替えたい気持ちはホンマやし… 緑「…ん、分かった。   あと……、なんか亮ちゃんにしとった  んならごめんなさい…。   着替えてくるね…?」 だから亮ちゃんに謝ってから 1人で本物の更衣室へ向かった。 皆は衣装のままで遊んだり、話したりしてるから運良く僕の事を誰も見てない。 緑「…よかったぁ…」 これなら誰にもバカにされへん、て心の中で喜びながら更衣室に入った。 ……………あぁっッ!!!!!! けど緊急事態。 脱いだ体操服は簡易更衣室の中……。 着替えられへんッっ…!!!!! だから仕方なく取りに戻ろうと 歩き出したら…、 黄「忠?お前着替え忘れてたやろ?   持ってきたから一緒に着替えよ。」 更衣室の扉から救世主登場!! と思いきや……、 一緒に着替えよ? ……無理むりむりムリ無理ーッ!!!!! 絶対むりっ、!!!アカンっ!!無理!! そんなんアカンよーッっ!!!! ……僕の心の中は年中無休で大変です…。 ―続―
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