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自分からはうまくいけないけど
亮ちゃんが何回も深くしてくれたから
いつの間にか、また僕の口は開いてるだけの状態…。
緑「はァ、っくる…し、」
それなのに息が乱れて、力がなくなったようにうまく立てない…
舌もピリピリしてなんか痛い…。
だからなんとか自分の気持ちを伝えたら
僕の唇を少し吸ったあとに亮ちゃんが離れていった。
そしたら透明な糸がぴにょーって伸びて
ぷつ、って切れた。
…そして、崩れた僕の体。
膝に力が入らなくて僕はそのまま床に座り込んでしまった。
黄「…忠義、疲れた?」
緑「ぅ、んッ…はぁ…っ、」
…だけどそんな現象は僕にだけ起きてるみたいや…。
亮ちゃんはなぜかいつもと同じままで
むしろ僕を労ってくれる余裕まである…。
僕だけへにゃへにゃで
亮ちゃんは全然普通で…
………あ、亮ちゃんは経験者やからや!
いっぱいしとるから仕方も慣れとるし平気なんや…。
…でも、…僕からすると嬉しないよ…。
誰としたんかまで知りたくなるし
どんくらいしたのかも聞きたくなるし…
…けど、どっちもしたらアカンからなんとか堪えて、
床に左手を置いて体を支えながら、右手で胸をさすってた。
そしたら不意に顎を掴まれて…
緑「りょ、ちゃん…ッ?」
いつもとは逆。
僕が亮ちゃんを見上げる。
黄「…さっきのが俺のキスの仕方。
さっきのだけ覚えればええからな?」
そんな甘いセリフを言って
また、ちゅっと僕の唇に触れた。
緑「…ぉんっ…ッ、」
だから大人しく頷けば
緑「やっ…!、まッ、」
ゆっくりと男らしい手が、裾から中へと入ってきた。
そんな当たり前の流れに、忘れた恥ずかしさが戻ってきて思わず亮ちゃんの胸を押してしまう。
けど、亮ちゃんに体ごと胸に収まえられて動くに動けない…。
緑「りょぉちゃん…っ」
黄「…覚えてや。俺だけの抱かれ方」
裾から侵入した手が僕の正直な部分に触れる。
思わず震えた僕の体を少し離して
サイドファスナーに手をかけてきた。
緑「…ま、って!!」
…やっぱ恥ずかしいッ…っ!!!!
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