…Ⅴ…

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…そんな僕の考えを肯定するかのように、彼氏さんはしゃべらない。 握った手にきゅっと力を込めるけど反応なしで、顔は無表情。 だから悲しみと切なさに支配されそうになった瞬間―…、 青「亮、大人になれや。   たっちょんに首輪ハメといて何が不満  やねん」 さっきまでは敵意的だったはずのヤスが 突然…僕の擁護的発言をしてくれた。 だからビックリしてヤスの方を見れば… 青「折角“俺”がこんな立場になってやっ  てんねんやで…?」 ほら、また…あの時の違和感といっしょ。 俺って言ったり… ヤスらしくないストレートな言葉言ったり… ねぇ?なに? でもそんなヤスから僕を遠ざけるように 亮ちゃんが右手を引っぱってきた。 黄「…忠義ゴメンな?…帰ろ、」 そしてぐいぐい引っぱられて 出らざるをえない状態で教室を出る…。 緑「……っヤスありがとー!   …ばいばーいっ、!」 わからへんけど… ヤスの中にはきっと何かが隠れていて… それを亮ちゃんは知っている。 それこそ僕には関われへん2人の関係があるから…せめて、せめて… 僕は僕らしく、『ヤスと僕の関係』で頑張る。 …そんなちっぽけな事しか出来ひんけど あんま深く考えるのも微妙…やと思うから…。 緑「りょ、ちゃん?」 そんなまた亮ちゃんとはちゃうこと考えとるから、気ぃつたらもう亮ちゃん宅。 会話は一切なし…。 でも手は繋いで、玄関に入ってゆく。 怖い雰囲気の彼氏さんにびくびくしとる自分を叱って、なんとか発した大好きな名前…。 …でも、ううん…やっぱり返事はなくて 前を歩く亮ちゃんの後ろをとぼとぼ着いて歩いた。 ―ガチャン―……ッ。 そして玄関の扉が閉まった刹那…、 僕の体は壁に押し付けられて 荒く口の中を犯された。  
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