恋の唄

…Ⅴ…

緑「んっ、ふ…」

何回もしてきた深いちゅう。
僕はきっと亮ちゃん好みの舌使いになってるはず…。

突然はじまった行為だけど僕に拒否権なんて存在しないから…

視界がみえなくても手探りで亮ちゃんの首に両腕を巻きつけて、自分から噛みつくように彼の口内を貪る。

緑「はっ、ぁ…んくｯ、！」

そして自分自身の口内に溜まったふたり分のだ液を必死に飲みこもうと喉を鳴らしたら…

骨ばった冷たい手が僕のワイシャツの中へとすべり込んできた。

緑「あ、ｯ…ひゃ！」

…最近おっきなった乳首が今のコンプレックス…。

でもそれが彼氏さんのお気に入りみたいで…とくに右…。

何回も指先で転がして段々と堅くなってきたらつまんで、さらにおっきなったら…

緑「んやｯ…ぁ！」

ちゅう、って口で吸ってくる。

今も右ばっか弄って左はちょっと触るだけ。

緑「ぃ、や…お、っきなっ…ちゃ、ｧ」

それでも舌で転がして、歯で噛んだりしてくる亮ちゃんに快感はつのって…

…おん、僕はどっちもいっぱいさわってほしい体みたいやから…

緑「りょ、ちｬっ…ん、ぁ…ひ、だりもっ
　　ぉっき…く、して…？」

なんて変態街道まっしぐら…。

ほんまに彼氏さん一色の僕の体は
すごくえっちで、なんかすぐ気持ちよぉなってまう…。

やからどんな言葉もぺらぺらって
言うてまうんよ…。

ほんま変態や……、

けど返事はなくても亮ちゃんがちゃんと左も触ってくれたから

また頭はおかしくなる。

緑「ぁ、やっ、あ…！」

体が勝手にふるえて、
鳥肌がとまらなくて、
口も知らず知らずに開きっぱなしで、
内股に集中した熱がだんだんと加熱するから。

緑「ぁｯ、ﾝ―――…っｯ、！！」

……また、おっぱいだけでイっちゃった…。

僕どんだけやねん…っ。

何回かにわけてぴゅっ、ぴゅっ、ってせーえきが出てる感触のする下着の中。

じわぁ…と広がる熱さと湿りけがスラックスの履き心地を悪くした。

なん回目かもわからへんぐらい、いっつも同じ状況やけど…

やっぱ気持ちわるい…。