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緑「あ、えっと…いつもごめんなさい…」
でもこんなやり取りもいつも。
黄「…行くで」
…そして怒りながらも、いつもいつも待ってくれている彼氏さんに
好きの気持ちは止まることも知らず…
だって一人で着替えることだって
止めもせず自由にさせてくれる。
そんなことされたら嫌いになんてなるわけないねん…。
黄「忠?…ん、着ろ」
でも、自分が着ていたジャージを脱いで貸してくれる優しさ。
緑「大丈夫!寒ないもん!」
黄「ええから着ろ」
緑「僕は大丈夫やって!ほら亮ちゃんの方 が細いし…」
黄「お前が寒がりなの知ってんねん」
やから着ろ、って言われれば
僕は嬉しさ余りに亮ちゃんのジャージに手を出してしまった。
緑「…ありがと、亮ちゃん」
今日はたまたまジャージを忘れてたから
ほんまにめっちゃ嬉しい。
亮ちゃんの温もりと匂いが染み込んだジャージ…、て、!!僕変態やんか!!
なんか恥ずかしくて赤面したら
黄「…お前が錦戸って…ええな?」
なぜか亮ちゃんも赤面してて…
うわあぁああー…!!!!!
ど、どしよ!?
こんなんプロポーズやんかぁっ!!
ぼ、僕まだお嫁にいく勇気はないけど
亮ちゃんの隣には…ずっとおりたいって思ってるよ……??
だ、だだから、まだ今すぐは無理やけど…
黄「…何、百面相しとんねん」
あ…。やば…
また自分の世界入ってもうた…。
亮ちゃんはそんなつもりやないのに…
僕、ほんま気持ち悪い…。
緑「ごめん…何もない!はよ行こ!」
でも何とか頑張って亮ちゃんに笑顔を向けた。
今日の体育は
体育祭の種目…、『変装早着替え!』の演習だと忘れて……。
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