目に見えし幻想

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私はひたすらに走る 唯一無二のパートナー メリーを マエリベリー・ハーンを探すためにーーー 「メリー!!どこだ!?どこにいる!!」 私は叫ぶ 喉が潰れても構わないぐらいに 「マエリベリー・ハーン!!!!私だ!!聞こえるなら返事をしろぉぉぉぉぉ!!!!」 大声で叫んだ しかし音は不気味なぐらいに反響せず、ただ静寂に包まれる いつの間にか真っ暗になっていたため、ほぼ手探りで進んでいく 月の光も、星の明かりもない ただひたすらに真っ暗闇・・・ 「・・・ハァ・・・ハァ・・・」 私は疲れ、地面さえもわからない所に寝転がる 帽子が取れる しかし私はそれを被り直すことさえもかったるくて 面倒でしようとはしなかった 疲れ果てた私は目をつむり睡魔に身を委ねた 最早、自分が何者かさえも、どこにいるのかも、当初の目的さえもわからなくなった 一度寝て また目が覚めれば嫌な夢は醒めるだろう
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